小規模な組織でも参考に出来るYouTubeチャンネル4選

2021/08/23

最近では、特に動画を用いたコンテンツマーケティングが盛んになってきていますが、どういった内容を発信すれば良いのかイメージが付かないという方も少なくないかもしれません。

そこで今回は、小規模の組織でも参考になりそうなYouTubeチャンネルをいくつか紹介していきます。

巣ごもりの機会と親和性が高いレシピ動画

昨年から続く新型コロナウイルス感染症の広がりで、最も影響を受けたものの1つが飲食業であり、食生活ではないかと思います。外出の自粛要請、飲食店への休業要請が続く中で自炊をする機会が増えたせいか、レシピ動画への注目度が高まっています。

そんなレシピを紹介しているチャンネルの中から、うまくプロモーションしていると感じるものをいくつかピックアップしてみます。

オテル・ドゥ・ミクニ

東京四ツ谷にあるフレンチレストラン「オテル・ドゥ・ミクニ」の名前そのままのYouTubeチャンネル。

日本の料理人として初めてレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを授与されたオーナーシェフの三國清三さんが、スーパーで買える食材を使ったフレンチを基本としたレシピを教えてくれています。

 

自炊では作る機会が無さそうな料理を中心に、家庭でも簡単に出来るレシピを紹介してくれているので、メニューに悩んだ時やレパートリーを増やしたい方に参考になるチャンネルかなと思います。

動画によっては「なぜフォークで調理をするのか」といった三國さんの信念やバックボーンを垣間見られる話が出てくるのですが、レシピという“ユーザーが求めている情報”と、企業のバックボーンや信念という“プロモーションに繋がる情報”のさじ加減が絶妙で、これぞコンテンツマーケティングという印象です。

見ている限り、大掛かりな撮影という感じではなく、三國シェフとカメラ担当の2人だけで成立しているので、小さな組織やチームでも参考になる点が多いと思います。

オテル・ドゥ・ミクニ:https://oui-mikuni.co.jp/

ラーメンろたす

続いては、静岡県駿東郡にあるラーメンろたす。こちらは2019年後半からYouTubeチャンネルの運用をスタートし、家でも出来る本格的なラーメンのレシピを中心に動画をアップしています。

 

有名ラーメン店の味を再現するような企画もあり、“色々なラーメンを研究している”という自社の背景をさりげなく見せているチャンネルだと言えるでしょう。また、ラーメン屋さんの裏側が垣間見られるという“社会見学”的な魅力もあるので、チャンネルが飽きられないための企画への工夫も感じられます。

静岡県内で一店舗だけ展開しているお店なので、プロモーション面で実店舗への影響はそこまで大きくないかもしれません。しかし、ラーメンろたすの場合は、オンラインショップでお取り寄せ用のラーメンやグッズの販売を行っているので、ECの販路拡大に貢献しているでしょう。

Webろたす:https://ramen-rotas.com/

人気のテーマ「車」のニッチな部分の専門性をアピール

YouTubeとの相性の良いテーマの1つに車があります。芸能人が愛車を紹介した動画が再生回数を伸ばしたり、新車や旧車のレビューをするモータージャーナリストのチャンネルが数十万人のチャンネル登録者数を獲得していたりします。

そんな車に関するチャンネルの中から、ニッチな部分に特化して、自社の専門性を上手くピーアールしているものを挙げてみます。

小田オート

大阪府守口市にある自動車販売整備工場・小田オート。少しタブロイド紙的な演出がされていますが、整備工場ならではの視点でメンテナンスや車業界の通説について私見を発信しています。

 

中身に関しては好みが分かれる部分もあると思いますが、小田オートがどういうポリシーで整備を行い、顧客の利益を考えているのかが伝わるチャンネルになっています。

その結果、これまでは接点がなかったであろう遠方のお客さんからのメンテナンス依頼も入ってきているようで、本業のプロモーションに効果を発揮しています。

クリエイティブ面では、御覧のようにスマホ1台で撮影し、シンプルな編集とサムネイルといった手作り感が満載のもの。一見、物足りないような印象があるかもしれませんが、企業のキャラクターとマッチをしているので、小田オートの個性がより際立つものになっています。

小田オート:http://www.odaauto.com/

車の内装レストアFUKURO-

続いては、奈良県生駒郡にある車の内装補修専門店・Repair Studio FUKURO-のチャンネル。先述の3つほどのチャンネル登録者数や視聴回数はありませんが、精力的に動画をアップしています。

先ほどの小田オートもそうですが、工場や工房は傍から見ると封鎖的な印象があったり、中身が見えず、ユーザーが不安を覚えることも少なくありません。

しかし、作業風景や工房内を動画を通じて可視化し、技術力やポリシーを伝えることで、ユーザーの不安を軽減し前向きに検討する余地を生んでいると言えます。

車の内装のリペアというのは、旧車という嗜好性の高いジャンルのため、オーナーは本当に信頼できる所にお願いしたいという意向が強いと考えられます。そのため、継続的に動画を配信し、ノウハウや技術、工房の雰囲気を垣間見えるコンテンツマーケティングは、非常に親和性の高い施策だと感じさせられます。

Repair Studio FUKURO-:http://fukuro-repairstudio.com/

最後に

今回は、小規模な組織でも参考にできそうなYouTubeチャンネルを4つご紹介しました。どのチャンネルも大掛かりな撮影や演出をしているわけではありませんが、非常に効果的にYouTubeを利用しています。

その理由としては

  1. ユーザー(視聴者)の疑問や悩みを解決する内容を提供している
  2. 上記を解決するための手法として、自社のノウハウを用いる

この順番を守っているコンテンツだからこそ、事業規模を超えた形で視聴者を獲得していると言えるでしょう。その結果として企業の知名度を高め、本業の売り上げ増や取材依頼などの相乗効果を生み出していると考えられます。

これから本格的にYouTubeチャンネルの運用をお考えの場合は、この2つの順番を意識すると“PR感”が抑制され、コンテンツマーケティングに適したコンテンツが制作できると思いますので、ぜひ頭の片隅に留めておいてください。

Profile

株式会社ユーフォニー

人のため、社会のために生み出された結晶をコンテンツを通じて必要としている人たちに届けるお手伝いをする会社。コンテンツによって企業やサービスに付加価値を与え、ブランド力の向上を図るとともに、発信した情報によって人や社会に貢献していくことをミッションにしています。